経済産業省の関連団体である財団法人自動車走行電子技術協会はITS市場に関する調査研究報告書をまとめ発行した。報告書ではETC(ノンストップ自動料金収受システム)車載機の将来市場について普及施策がとられた場合ととられなかった場合の市場規模を推計している。
トヨタ自動車は、新型ETC(有料道路自動料金収受システム)車載器を、全国のトヨタ系ディーラーで15日から発売する。本体部をコンソールバックスなどに設置できるようにアンテナ部を分離させた国内最小サイズ。価格は3万2000円。
VICSセンターでは、2002年度の情報提供の展開を発表。今年度中には全国展開を構成する計画だ。
警察庁は9日、交通情報提供事業の民間解放を前に、都内で事業者説明会を開いた。自動車メーカーやカーナビメーカーなど160社が出席し、交通情報ビジネス市場への期待を伺わせた。交通情報ビジネスは、今年6月の道路交通法改正で民間に開放される。
フォルクスワーゲン(VW)アメリカは、2003年から希望する顧客に対して、GM系の車載情報サービス「オンスター」(OnStar)を提供すると発表した。VWではこのサービスを「フォルクスワーゲン・テレマティックスbyオンスター」と名付け、オンスターのサービスを利用しながらも独自の路線を取る。
道路システム高度化推進機構(ORSE)は、4月末現在のETC車載器のセットアップ状況を発表。累計で27万台を突破した。着実にセットアップ台数は伸びてきている。
国土交通省は24日、ETCに前納割引を7月19日から導入すると発表した。割引率はハイウェイカードと同じ。1万円で10500円分、5万円で5万8000円分となる。ハイカと同じ割引率で、ETCの普及にどれだけ貢献するか未知数だ。
国土交通省道路局は、平成14年度のITS施策の概要を発表した。ETCレーンの拡充や走行支援システムの実証実験の実施、道路の光ファイバー収容空間の整備などがポイントになる。
VICSセンターは、3月末現在のカーナビとVICSユニットの出荷台数を発表した。カーナビは900万台、VICSユニットは448万台をそれぞれ突破し、前年同時期に比べると、カーナビは約190万台、VICSユニットは約160万台増加したことになる。