J.D.パワー・アジア・パシフィックは、2002年日本自動車先進技術調査の結果を発表した。対象は、過去5年以内に新車を購入またはリースで利用したユーザー約9000人。J.D.パワーでは、アメリカやヨーロッパでも同様の調査を実施した。
今回の調査では、自動車先進技術の関心がエレクトロニクスやエンターテイメント機能に集中していることが判明。その中でも、安全性関連やセキュリティ関連の技術に対して高く評価をしていることが明らかになった。パーソナルアシスタントサービス、車内インターネット、衛星ラジオなどの利便性よりも、ユーザーの関心は日本、アメリカ、ヨーロッパともに安全性関連の技術の方が高かった。
また、認知度と関心度が最も高かったのは、ナビゲーションシステム。アメリカでは、1%の浸透率に比べ、日本は40%のユーザーが保有車両はナビ装備と回答している。
それに対して、関心の低かったものは、ETC。認知度は高いが、装備することに関心があると答えたユーザーは全体の半分以下であった。