ソニーの複合現実技術を活用、沖縄「ゆいレール」にMR体験「たびんちゅレール」…12月9日開始

「たびんちゅレール」
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  • 「たびんちゅレール」車内(イメージ)

ソニーグループは、複合現実技術を活用した「MRクルーズ」をモノレールに搭載したサービス「たびんちゅレール」を、沖縄都市モノレールの「ゆいレール」において12月9日より開始すると発表した。

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このサービスは、従来景色を見るだけの車窓をエンターテインメント空間に変貌させて移動自体をより楽しめる体験を創出するMRクルーズを、自動運転カートやタクシーに続いて新たな移動体に展開する初の取り組み。沖縄都市モノレールとクラブツーリズム、真宣組の協力のもと実施する。

「たびんちゅレール」の乗客は始発の那覇空港から終点のてだこ浦西まで、実際の車窓に映る景色と観光地などに関連したCG・音声などを同時に見ることで、楽しく地域を理解することができる。

また、サービスを提供する事業者や地域が抱える課題を緩和できるような貢献も視野に取り組んでおり、「たびんちゅレール」においては多くの効果も期待している。

具体的には、オーバーツーリズム対策として那覇空港周辺の渋滞緩和、オフピーク時間への誘導としてMRクルーズサービスを乗客が少なめな昼間に運行、マナー向上としてMRコンテンツでやさしく啓発する。

MRクルーズは、これまで培った複合現実体験をSC-1にとどめることなく、タクシーやバス、電車など、あらゆる車両に搭載できるようにしたコンテンツサービスだ。

ソニーグループが開発した「Sociable Cart:SC-1」は、従来景色を見るだけの車窓をエンターテインメント空間に変貌させて、移動自体をより楽しめる体験を創出するもので、これまでゴルフ場や植物園、公園、ショッピングモール等、多様な場に展開し、累計2万人以上が乗車体験をしてきた。

ソニーグループは、この技術を多様な場に展開し、「すべての移動を楽しい移動へ」進化させていく。

《森脇稔》

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