18日、555スバル・ワールドラリーチームのトミ・マキネンが2003年限りでの引退を発表した。39歳のフィンランド人、マキネンは11月7−9日に行われるシーズン最終戦のグレートブリテンラリーでキャリアの幕を引く。
10月24日に開幕する第37回東京モーターショーに、今年9月に初開催される「全日本学生フォーミュラ大会」で優秀な成績を収めた3台が出品されることになった。車両展示のほか、第1回大会の模様を収録したビデオなども会場内で放映される。
F1サーカスも夏休みで、GP開催間隔があいているが、業界動向がすべて止まってしまったわけではない。冷夏の日本、熱波のヨーロッパ、世界でおこったF1関連ニュースを総括する。
ドイツGPの勝利でトップを走る王者ミハエル・シューマッハに6ポイント差まで迫ったウィリアムズのフアン・モントーヤ。チームメイトのラルフ・シューマッハはホッケンハイムでリタイア、しかもハンガリーGP予選で10グリッド降格のペナルティを受けるなど、チャンピオン争いからは一歩後退。ラルフがモントーヤのサポートに回される可能性もある。
まさに10年に一度のプレミアムシーズン到来……いや、F1に限っては20年ぶりといってもいい大接戦となっている。2003年シーズンのチャンピオン争いはミハエル・シューマッハ、フアン・モントーヤ、キミ・ライコネン、ラルフ・シューマッハ、ルーベンス・バリケロにほぼ絞られた。残るグランプリのテンションは極度に張りつめたまま、最終戦日本GPへと突入する。
タバコ広告禁止の法制化により、2004年からカナダGPもカレンダーから姿を消す可能性が高くなった。1997年に発表されたタバコ広告の禁止。F1グランプリに限って7年間の執行猶予が付くはずだったが、先ごろ厳正化のため10月1日からの導入に前倒しされていた。
ドイツGP終了後にラルフ・シューマッハに科せられたペナルティに対し、ウィリアムズが控訴する日程が決定した。ウィリアムズ側は8月19日にFIAの国際法廷にてアピールを行う。
パナソニック・トヨタ・レーシングは2004年のレースドライバーとして、今シーズン同様オリビエ・パニス、クリスチアーノ・ダマッタの布陣を継続していくことを正式に発表した。
ドイツGPで白熱の2位争いを演じたルノーのヤルノ・トゥルーリとフェラーリのミハエル・シューマッハ。結果的にはトゥルーリが初表彰台を獲得、シューマッハはタイヤがバーストして7位となったが、トゥルーリは、オーバーテイクする前にミハエルがランオフエリアに落ちながらオーバーテイクしたのはルール違反だと非難した。
観客動員数アップのため、チーム代表らがいくつかのグランプリを夕刻に行うことを検討しているという。ヨーロッパで夕方に放送されるブラジルGPなどの視聴率は通常の3倍にも跳ね上がることから、観客数、視聴者数ともに伸びる可能性があるという。