ドイツGP後半で左リヤタイヤがバーストし、2位から7位へと順位を下げたフェラーリのミハエル・シューマッハ。ブリヂストンが原因の調査に乗りだしたところ、タイヤ自体の問題ではなく、シューマッハがコースオフした際に破片を拾ったためにパンクしたことが判明した。
ドイツGPを終えてマクラーレン、トヨタ共に現在のドライバー体制を維持していくことがほぼ確実ではないかと言われている。マクラーレンはデビッド・クルサードに代えてウィリアムズのファン・モントーヤを獲得するのではと噂されていたが、2004年いっぱいという現契約を続行させる構え。
ドイツGPを観戦に訪れたトヨタ自動車の張社長は、「チームは常に前進を続けている。私自身もトヨタ自動車も非常に満足している。未来に向けて自信を持てた」とコメント。オリビエ・パニスとクリスチアーノ・ダマッタの二人とともに勝利を目指すことを確約した。5日、チームは確認の声明を発表している。
ドイツGPでの勝利はウィリアムズにとって今季4勝目。フアン・モントーヤはキミ・ライコネン(マクラーレン)を抜き、ドライバーズ・チャンピオンシップで2位に浮上し、コンストラクターズ・チャンピオンシップではフェラーリにわずか2ポイント差まで迫った。
トヨタがドイツGPで念願だったダブル入賞を果たした。オリビエ・パニスが5位、クリスチアーノ・ダマッタが6位。計7ポイントを獲得し、コンストラクターズチャンピオンシップでは9位から6位へと一気に上昇した。
ドイツGPレース後スチュワードは、ライコネン、バリケロをもリタイアに追い込んだアクシデントは避けられるものだったとして、ラルフ・シューマッハにペナルティを課すことを決定。次のハンガリーGP予選でのグリッドを10位下げることになった。
いよいよ佳境に入ってきたシーズンも残り5戦。ホッケンハイムで行われたドイツGPは、今季初ポールポジションからスタートしたウィリアムズのフアン・モントーヤが、モナコに次ぐ今季2勝目を飾った。ランキングトップのシューマッハは7位にとどまったものの、貴重な2ポイントを獲得した。
3日、ドイツGPはスタート直後に上位3台がからむクラッシュが発生、3台ともリタイア、セイフティ・カーが導入された。クラッシュはラルフ・シューマッハ(2番グリッド、ウィリアムズ)、ルーベンス・バリケロ(3番グリッド、フェラーリ)、キミ・ライコネン(5番グリッド、マクラーレン)が横一列に並ぶような状態で発生した。
1:モントーヤ(ウィリアムズ)/2:クルサード(マクラーレン)/3:トゥルーリ(ルノー)/4:アロンソ(ルノー)/5:パニス(トヨタ)/6:ダマッタ(トヨタ)/7:M. シューマッハ(フェラーリ)/8:バトン(B・A・Rホンダ)/9:ビルヌーブ(B・A・Rホンダ)
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