イギリスGPでレース途中ながら1-2走行を果たし、両マシンとも完走を果たすなど、速さと信頼性、ともにアップししてきたパナソニック・トヨタ・レーシング。夏休み前最後のレースとなるドイツGP、ホッケンハイムはマシンの特性にも合ったサーキットとあって、チームも大きな期待を寄せている。
ドライバーズチャンピオンシップに向けて力強いパフォーマンスを続けるウィリアムズの両ドライバー。しかしBMWモータースポーツディレクター、マリオ・タイセンにとってはコンストラクターズタイトルの獲得の方が重要だという。
イギリスGPで今シーズン初勝利を挙げ、表彰台で涙を見せたフェラーリのルーベンス・バリケロが「僕が勝てなかったり、いろんな批判を受けたことで僕以上に辛い想いをした家族のことを考えていたんだ。父が愛車のフィアットを売ってくれたことを思い出したら、涙をこらえることができなかったんだよ」と語った。
イギリスGP終了後、F1界を牛耳るバーニー・エクレストンがまたもシルバーストーンを酷評。英ドライバー協会BRDCに対し、「2015年までのグランプリ開催にふさわしい設備を建設するために、8月中旬までにサーキット改装費4000万ポンド(約80億円)を調達せよ」とかなり強気の要求している。
ルノーのテクニカルディレクター、マイク・ガスコインがミハエル・シューマッハに激怒していることが明らかになった。イギリスGPのオープニングラップ、ストウコーナーでフェルナンド・アロンソを芝生に押し出したことが納得行かない様子。
今シーズン、念願の初優勝を飾りながら、グリッドで下位に沈み「らしさ」が感じられないジョーダンのジャンカルロ・フィジケラ。チャンピオンになれるポテンシャルを持っているだけに、来季の行く先が注目されるフィジケラにザウバー入りの噂が浮上している。
イギリスGP終了後、突如正ドライバーから降ろされたジャガーのアントニオ・ピッツォニアが今の心境を語った。「僕にとってかなりのショックだった」。以前から交代の噂が出ていたが、チームはそのたびに否定。ピッツォニアが今シーズン最後までドライブすることを確約していただけに、突然の交代劇となった。
イギリスGPの11ラップ目、シルバーストーンでも高速セクションとなるハンガーストレート付近に突如現れ、マーシャルに取り押さえられた侵入者。ほんの数メートル先を250km/hのマシンが走り抜ける危険な場所から無事に生還したものの、セーフティーカー導入となりでレースを台無しにした。
アクシデント続発で2度のセーフティーカーに翻弄されたイギリスGP。しかし途中18ラップに渡りキミ・ライコネンを抑えてトップを走行、最終的に7位入賞を果たしたトヨタのクリスチアーノ・ダマッタにとっては、非常に印象に残るレースとなったようだ。
不振続きでかねてから後退の噂のあったジャガーのアントニオ・ピッツォニア。イギリスGP終了後、ピッツォニアに変えてミナルディのジャスティン・ウィルソンを獲得したことがジャガー側から発表された。契約は2003年残り5戦で、来シーズンについては今後の展開次第となる。尚、ピッツォニアはリザーブドライバーとしてチームに残留する。