レギュラードライバー2人に加え、ルカ・バドエルとの3人体制でモンツァテストを行ったフェラーリ。タイヤ開発に力を注いだテストとなった3日目、ミハエル・シューマッハは61ラップでベストタイム1分21秒289をマーク。参加22ドライバー中トップとなった。
B・A・Rホンダのジャック・ビルヌーブが2004年、ウィリアムズに復帰するとの説がドイツで流れている。それによると、フアン・モントーヤ(現在ウィリアムズ)がマクラーレン・メルセデスに強行移籍し、モントーヤが抜けた穴にビルヌーブが入るという。
ミシュランはFIAからの警告を受け、急遽レギュレーションに沿ったフロント用ナロートレッドタイヤを製造。水曜日、モンツァでのテストでミシュランのニュータイヤがトラックデビューを果たした。
テスト禁止期間も終了し、多くのチームがモンツァで合同テストを実施した2日、ウィリアムズのラルフ・シューマッハが大クラッシュ。プロテクションウォールに激突しマシンは大破。ラルフは兄ミハエルに付き添われ、ミラノ市内のサン・ラファエレ病院に搬送された。
ハンガリーGPでミシュランが提供したタイヤが規格外だとの告発を受け、FIAが調査している問題で、テクニカル・ディレクターのロス・ブラウンがフェラーリ側が情報を提供したことを認めた。「レース終了後、彼らのトレッドが大きすぎるとFIAに告発したのは私たちだ。これ以上こんな形で負けるのは納得できないからね」
ハンガリーGP予選でクラッシュし、決勝を欠場したジョーダンのラルフ・ファーマンが、続くイタリアGPも欠場する可能性が出てきた。高速でタイヤバリアに激突したファーマンは左かかとを激しく打撲。先日ロンドンで診察を受けたときも、まだ休養が必要と医者からアドバイスされたという。
7月のイギリスGPレース中にトラック内に侵入し、2カ月の服役を命じられていたニール・ホーガンが、実際には6週間で釈放されていたことが明らかになったホーランは「Read The Bible(聖書を読め)」と書いたプラカードを手にハンガーストレートに乱入。セーフティカーが導入される騒ぎとなった。
白血病に苦しむ子供を救うためのサッカー・チャリティマッチがイタリアで開催され、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)、ジャンカルロ・フィジケラ(ジョーダン)らが参加した。
プジョースポールはフランクフルト・モーターショーにおいて、世界ラリー選手権2004年シーズンに参戦車、『307WRC』を発表する。大成功を収めてきた『206WRC』の後継車だ。初期のデザインスケッチから完成まで、秘密裏に進行したプロジェクトは400日を要したという。
ロシアの億万長者、ローマン・アブラモビッチ氏がミナルディを買収する可能性が出てきた。アブラモビッチ氏は先頃イギリスのサッカーチーム、チェルシーの新オーナーに就任したばかりで、次はモータースポーツの頂点であるF1に興味を示しているという。