今回のショーでトラックメーカーはパラレルハイブリッド方式の次世代トラックを発表しているが、1台だけ完全なモーター駆動ができるものがある。それがいすゞ『エルフハイブリッド』だ。
三菱ブースでメインステージの陰にひっそりと隠れるように置かれていたのが『ランサーセディア・ワゴン』をベースとした商用車、『ランサー・カーゴ』だ。ワゴンの豪華装備を全て排除したら、こうなった…という感じのクルマだ。
三菱は小型トラック『キャンター』に新開発のパラレルハイブリッドと、オートマチックトランスミッションを組み合わせた『キャンターHEV』を出品している。想定する用途はコンビニエンスストアへの商品配送用で、市販化は2年後を目標にしているという。
マツダは小型トラック『タイタン』にハイブリッドシステムを組み込んだ『タイタンダッシュ・クリーンディーゼル・ハイブリッド』を出品している。ベース車に使っているパーツを最大限に活かしたことが特長。
日産ディーゼルは今回のショーの目玉として『コンドルMKキャパシター・ハイブリッド・トラック』を出展している。パラレル方式ハイブリッドを採用した次世代トラックの中で唯一、今年6月から実際に市販が始まっているものだ。
ディーゼル規制などによる設備投資、運賃の価格競争など、運送業界はコストダウンを迫られている。その一つの答えがエコドライブ。それをドライバーに促すシステムが開発され、ミヤマより発表された。『MHS-01』がそれだ。