SEMAにおいて、センターコンソールなどにマウントされることが多いLCDモニターを、サンバイザーに設置する、というアイデアが注目を集めたのはTMI社「ビジュアルロジック」シリーズのサンバイザーモニター・システム。
クルマの部品ではないが、SEMAショーで注目を集めジャーナリストからの人気も高かったのが、「NASCARカウチポテト」とニックネームをつけられたこのソファ。レザー張りで、ほとんどの製品がソファにつけられたカーナンバーのドライバーのオリジナルサイン入り。
ラスベガスコンベンションセンターで開かれたSEMAは終了したが、取材したジャーナリストらの投票によるベストが発表された。ホイール部門では144社もの出展があったが、ベストに選ばれたのは創業2年というミザッティ社のラグジュアリー・アロイホイール。
人気の『PTクルーザー』ベースのもうひとつのPTコンセプトは、300HPの『PTスーパークルーザー』。エンジンは2.4リットル4シリンダーだが、ハーネスとシートはレーシングカー仕様。インテリアには22インチのLCDビデオスクリーンと『Xボックス』が装備されている。
ハマーではアップスケールパフォーマンスの『H2』が登場。450HP、スーパーチャージャーV8で、インテリアもアロイメタル、カーボン、レザートリム付きで、2004年型H2のひな形とも言われる。
トラックでは、ハイパフォーマンスのダッジ『ラム』が2台登場。ベル/ダッジ『ラム2500』はHEMIチューンで、スーパーチャージャー付き。インテリアにはアルミ製のトリムが。もう1台のパフォーマンスウエスト/ダッジ『ラム3500』は、なんと370HP 、インテリアはステンレススチールのトリム。
サターンでは、アフターマーケットチューンがポピュラーになっていることから、200以上のHPを誇る『ION』(アイオン)チューナークワッドクーペ「EFX」を紹介。このクルマは量産型が2004年にデビューの予定だが、このコンセプトモデルに近いものを仕上げるためのパーツはすでに販売されている。
ポンティアックでは『サンファイア・アメリカンチューナー』をSEMAショーで紹介。「GTO」をベースにしたデザインながら、比較的安価なクルマをスポイラー、ロッカーパネル、サイドエグゾースト、スーパーチャージャーなどで個性的なルックスに仕上げた。