ヒュンダイ『サンタフェ・マウンテニア』は北米市場を意識した強烈な押し出し感を表現している。ベース車よりもかなり大きく見えるのだが、ディメンションは全幅が50mm、全高が30mmアップしただけで、全長は変わらない。
GM(ゼネラルモーターズ)の子会社GM大宇は、水素燃料電池とドライブ・バイ・ワイヤー技術を組み合わせた世界初の燃料電池車『Hy-wire』(ハイ・ワイヤー)をソウルモーターショーに出展したと発表した。
韓国人は「世界一」という言葉を世界で最も好むといえる。自国の世界一はもちろんだが、他国の世界一を見るのも買うのも好き。今回のソウルショーには「世界最高速の日本製自動車」を招いている。
韓国でトヨタは「世界に誇るトヨタの技術」を強調しているが、ソウルモーターショーの会場には「これからは世界トップレベルの環境技術」をアピールしようと『エスティマ・ハイブリッド』を持ち込んだ。
GM大宇はソウルモーターショーの会場に2台のコンセプトカーを持ち込んでいる。次世代のMPV(マルチ・パーパス・ビークル)をイメージした『フレックス』と、クロスオーバーSUVの『オト』で、いずれも韓国お得意のIT(情報通信技術)を車内に持ち込んだ。
日本の軽自動車にあたる800ccクラスのスモールカー。免許を取得したばかりの女性や高齢者からの人気が高いということも日本とあまり変わらない。これまではデーウ『マティス』がその主役だったが、会社存続へ向けたゴタゴタ騒ぎの中、主役はキアのクルマに入れ替わった。
2000年秋、日本で言うところの会社更生法適用が決まり、その後はずっと身売り先を探してきた韓国第2位の自動車メーカーだった大宇(デーウ)。GMが引き受けることがようやく決まり、韓国内ではGM大宇という名称で再スタートすることになった。
ヒュンダイやデーウ、キアにサムスンというのはある程度のクルマ好きであれば「韓国の自動車メーカーだよね」と気づくかもしれないが、サンヤンという名前を聞いて、そこがどのうよな性格の自動車メーカーかを理解している日本人はきっと少ないだろう。