トヨタ自動車は、異業種合同プロジェクト「WiLL」のクルマ第3弾として新型車 WiLL『サイファ』(CYPHA)を発表・発売した。サイファは、トヨタが8月に発表した情報ネットワークサービス「G-BOOK」の端末を初めて標準装備したクルマだ。
大排気量&高出力エンジン搭載の高級車として、政治的に受け入れられる1台が2代目アウディ『A8』だろう。エレガントなモダンクラシック・スタイルが国際的なモーターショーに姿を現すのは今回が初めてだ。上級サルーン市場で強力なコンテンダーになるだろう。
新型『ムーヴ』は、環境性能の高さも売りのひとつだ。3気筒自然吸気モデルは「超-低排出ガス」車、ターボ車もすべて「優-低排出ガス」車の認定を受けている。また全車、2010年度新燃費基準に適合しており、低排出ガス車認定制度との同時適合により、税金が一律9000円減額される。
新型『ムーヴ』のインテリア・テーマは「くつろぎ、質感の追求、誰にでも使いやすい」。全てにわたってこれらが貫かれている。
三菱自動車は新型コンパクトカー『コルト』(COLT)を11月に発売予定だ。1日よりティーザー・キャンペーンを展開しており、その一環として19日より12月25日まで、東京都渋谷区代官山にて「Cafe COLT」をオープンする。
新型『ムーヴ』は先代に続いて、マイルド系の「ムーヴ」とラジカル系の『ムーヴ・カスタム』の2種展開。ムーヴはコンパクトに見える台形、ムーヴカスタムは存在感のあるハコを意識している。
新型『アコード・ワゴン』の開発キーワードは「夢がつめる」。インテリアデザインを担当した本田技術研究所・デザインBスタジオの渡辺正博研究員によると「生活の幅を広げる」クルマを目指したという。
カラーデザイン開発では、トヨタ・デザイン本部デザイン開発室の田中彰デザイナー曰く、「BEAM REFLECTIONをコンセプトに、光を意識したカラーデザインを進めた。その過程で金属パイプに光が当たっているような写真から、色を抽出して新型カルディナの6色のエクステリアカラーとした」という。
新型『アコード』はボディの3ナンバー化によって、居住空間も大幅に拡大された。3ナンバー化の恩恵をもっとも受けているのは室内幅で、旧型に比べて70mmも拡大されている。また全高が拡大されたことでヘッドクリアランスもゆとりが増している。
歴代ルノー『エスパス』は少量生産のニッチカーとして関連会社のマトラが開発・生産していたが、市場での成功にともない、新型はルノー本体が開発した。そのデザインは、少なくともショー会場では説得力にとぼしく、陽光の下、路上で最終的な評価をしたい。