リンカーン『MKX』は2008年9月に日本に導入されたばかりだが、今回はフルモデルチェンジかと思うくらいに大幅な変更が加えられた。いわゆるビッグマイナーで、基本プラットホームは変わらないが内外装のデザインからパワートレーンまで大きく変更されている。
クルマのデキは相当にいい。何せ、最新乗用車のほとんど模範生ともいうべき『5シリーズ』がベースである。5シリーズの上質なライドフィールはそのままに、スポーティな味つけを小気味良く加えた。絶妙のスパイス扱い。
最近のボルボはちょっと違う。デザインが洗練されて色っぽい。この『S60』も、単に「安全第一」といった工事現場の標語のようなカタさも頑固さもなくなり、あら、どこのセダンかしら? と、思わず目を留めてしまう。
ランボルギーニ製フラッグシップモデルのフルモデルチェンジといえば、もう“お祭り”みたいなもんだ。それも十年に一度だから、スーパーカーファンは居ても立ってもいられない。
兄貴分の『X5』が巨大になった。そこで、初代X5とほぼ同じ大きさ、(日本における)ほどよい“ビッグサイズ”をもって生まれ変わったのが、新型『X3』である。
アウディが醸し出す雰囲気は女ゴコロをくすぐるとかねてから書いてきたけれど、コンパクトなこのサイズになっても、そういうところはまったく失わないのにはまいった。
ガサツな所はある。ただし500(チンクエチェント)だから許せてしまう。満員電車で美人に足を踏まれても、強く怒れないような…。
日本ではフォルクスワーゲンの旗艦車種となるのがSUVの『トゥアレグ』だ。2011年1月に発売された2代目モデルでは、ハイブリッド車を設定して大幅に燃費を向上させるなど、さまざまな改良を加えてきた。
今回お目見えした『キャプティバ』は、SUVスタイルながらMPVとしても使えるクルマ。日本で言うところの、SUVとミニバンのクロスオーバーカーの位置づけになります。
GMが誇る、世界各地のデザイナー、エンジニアたちのグローバルコラボレーションとして誕生した、新型『キャプティバ』。スタイリングは北米とアジアの共同、エンジンはオーストラリア、製造は韓国という布陣だ。