コンパクトハッチにありがちな可愛らしさを前面に出したデザインとは違い、新型『フィエスタ』はシャープで高級感あるボディデザインをまとっている。
『フォーカス』より小ぶりなコンパクトハッチの『フィエスタ』。個性や質感、そしてサイズを超えた存在感を持つデザインの好感度はとても高い。そんなスタイルやインテリアを持つフィエスタからどんな走りを想像するだろう?
“エコブースト”エンジンと“パワーシフト”を謳う6速DCTの組み合わせが実現するのを待ち、「満を持しての日本再導入となった」というのがこの『フィエスタ』。
フォードから、コンパクト車『フィエスタ』の新型登場。
『フィエスタ』は1リットルの3気筒ターボ。自動車税は2万9500円と軽を除いてもっとも安いカテゴリーに入るのは嬉しい(ガソリンはハイオク仕様)。
ヨーロッパ発のグローバルカー。いわゆる“ワンフォード”戦略の凄みは、世界市場を“気にして”クルマを仕立てるのではなく、欧州のカラーを失わず、否、むしろ現世代の他車に比べて色濃く残して、展開している点にある。
「軽いっ!」走り出して初めに感じたのは、とにかく軽快だということ。
デロンギのポップアップトースターみたいな後ろ姿。街でもよく見かけるようになった『up!』だが、VWの末っ子として相変わらずの魅力を放っている。
「ぜひ欧州にある1リットル3気筒ターボを!」半年前、『フォーカス』の試乗記で叫ぶように記し、「パワーのハンデをシャシーで取り返す、そんなフォードを待っている」とタイトルに掲げた。
Cピラー途中から斜めに塗り分けた2トーンに、自由奔放だった『アヴァンタイム』の面影も!? とはいえ『キャプチャー』は、もちろん最新のルノー・ルックが1番の売りだ。手頃なボディサイズながら、デザインのおかげで存在感はかなりある。