ジャガー『XF』は、ジャガー社の命運を握っている。XFのれ行きによって、今後のジャガー社の行方が決まる。トップモデルの『XJ』がアメリカで期待外れの不振に陥っている状況にあって登場したのが、XFだ。
ハイドロニューマチック・サスペンションを採用したシトロエンの走りっぷりには独特のものがある。まるで大型船に乗っているかのようにフラットな乗り心地は、他のどんな高級車にも似ていない。
初代マツダ『アテンザ』は快活な見た目と走りで30 - 40歳代の若いユーザーに支持されたが、新型はそれに加えて、セダン購買層の中心である50歳代以上まで取り込むことが至上命題とされたという。
『ワゴンR』の内外装をイジッたバリエーション。スティングレーと聞けば、誰でもシボレー『コルベット』を思い出すが、スズキがGM傘下にあった時なら笑って済ませられたが、もはやそうではないのに引き摺って命名しているセンスと姿勢を疑う。
『ワゴンR』は“ハイトワゴン”の元祖だが、4代目には初代が持っていた外見上の独自性はない。大ヒット作の宿命だが、続々と生まれたフォロワーに埋もれ、没個性。大きく立派に見せようとしているフロントグリルやヘッドライトなどに、初代の志の高さは受け継がれていない。
正直、これはお買い得だと思った。コミコミ360万円と言う数字は国産SUVにとっても脅威になる数字だ。2.0リットルの直噴ターボはパワフルだし6速ATと相まって実用燃費も優れている。
シトロエン『C5』は先に写真で見たときにも、いいデザインだと思っていたが、実車はもっとスタイリッシュ。とくにランプ類やボディサイド面の凝った造形が印象的。それも『C6』ほどブッ飛んでいなくて、誰でも気兼ねなく乗れる雰囲気がある。
2代目の『フィット』は先代より大人になった。熟成したといってもいい。ただし、先代の荒削りなハンドリングのキビキビ感が好きだった人にはちょっとモノ足りないと感じるかもしれない。しかしそれが進化というものだ。
第一印象は「昔の『クラウン』が帰ってきた」。ロイヤルシリーズのあらゆるショックをふんわり吸収する、いかにもクラウンらしい乗り心地がその一番の要因だ。
大いに迫力を増した外観が、走りへの期待を否応なく盛り上げるレクサス『IS-F』。実際、その走りは昂揚した気分に十二分に応えるものといえる。