新型のボディは、セダンも「ツアラー」と呼ばれるステーションワゴンも、ぐっとスタイリッシュなのが大いに好ましい。それに加えて、インテリアのデザインと仕上げが確実に先代を上回っているのも◎である。
特に『ゴルフV』以降のフォルクスワーゲンは以前にも増して非常にハイクオリティでヴァリューの高さが印象的だが、今回の『ティグアン』もまた、その思いを再確認する性能だ。
普段の足に『ゴルフV』に乗っている僕としては、SUVの『ティグアン』を走らせた第一印象は文字どおり、「背の高いゴルフ」なるものだった。
想像していたよりもSUVらしい押し出しがあって、これならシティユースで『トゥアレグ』が横に並んでもそれほど卑屈にならなくて済むだろうな、というのが第一印象だった。来年登場予定の200ps「スポーツ」ならさらに威張れそう。
異国の地で新型『C5』を初めて見たとき、フランス産の“変わり者”にしては随分とドイツ風に骨太なカタチになったものだなあと(少々落胆して)思ったもの。けれども改めて観察してみれば、やっぱり他ブランドとは違った存在感をみせてくれるのだから、大したものだ。
プジョー『407』、シトロエン『C6』と同じプラットフォームを使用しているとのことだが、その印象は三車三様。まるで違う生き物だ。そう、まるで生き物のようにサスペンションが動く。
VWが初めてコンパクトSUVの市場に参入するモデルという触れ込みのモデル。といってもコンパクトなのは全長だけで、1800mmを超える全幅は日本では大きなものである。
極上の乗り心地のクルマは何か? 問われれば、私は迷うことなくシトロエン『C5』と答えるに違いない。このクルマ、快適性の高さについては群を抜いている。
外観の全体的なデザインもさることながら、それぞれのボディパネルを構成している各部分の細かい絞りこみ形状や、フロントマスクのデザインなどは、なかなか国産車では思い切ることのできないプジョーらしさを感じます。
ダブルヘリカルマークをラジエターマスクに織込むモダーンデザインでアイデンティティが明快。インテリアも質感が高く、品格が出ている。