運転席に乗り込むと、アウディならではのクォリティが表現されたインテリア空間が広がる。インテリアの質感では、最近はほかのメーカーの追い上げも著しいが、アウディは『A4』でまた一歩先に進んだ感じがある。操作系も良く磨かれていて、MMIの機能や使い勝手なども含めて良くできたインテリアだ。新型車はボディがひと回り大きくなり、室内空間は広くなった。でもボディの拡大は車庫入れなどに影響するので必ずしも好ましいことではない。アウディに限ったことではないが、そろそろボディの拡大に歯止めをかける時期になったと思う。FFの「1.8TFSI」も「3.2FSIクワトロ」もどちらもとても良く走る。1.8はパワーと燃費のバランスに優れているし、3.2では豪快な走りが楽しめる。ともに足回りの味付けが優れているのが印象的。さらに電子制御サスの装着車では、メリハリの効いた乗り味の違いが楽しめる。早く「2.0TFSIクワトロ」を設定して欲しい。■5つ星評価パッケージング:★★★★インテリア/居住性:★★★★パワーソース:★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★松下宏|自動車評論家1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。
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