前日の米国株式が市場7番目の上げ幅を記録(4日続伸)したことを好感し、全体相場は3日続伸。平均株価は一時9000円台目前まで上げたが、米ハイテク企業が予想を下回る決算を発表したため急速に上げ幅を縮小した。
大手投資企業、メリル・リンチは、フォード、GM、ダナ、デルファイなどの株式に対する格付けを、「買い」から「様子見」に格下げした。理由は自動車業界全体のファンダメンタルが不確定であるため、としている。
米国株式が3日続伸となったことを好感し、全体相場は大幅続伸。平均株価は今年8番目の上げ幅となり、9000円台を割り込んだ7日以来の8800円台回復。自動車株は全面高となった。
相変わらず米国市場を気にした展開。前日の米国株式が急反発したことを好感し、全体相場は反発。もっとも、午後の日銀政策委員会で「当面の金融政策は現状維持」とされたことで、平均株価は90円程度の上げ幅にとどまった。自動車株は買い戻しが入り全面高。
米国株式の大幅反落を嫌気し、全体相場は売り先行でスタート。年金資金とみられる買いに下げ幅を縮小したが、依然先行きは許さない状況にある。自動車株は軒並み安。いすゞは売り圧力が収まらない状況だ。
米国株式が5日ぶりに反発したことを受け、続伸してスタート。しかし景気の先行きに対する不透明感から海外投資家とみられる売りが膨らみ、全体相場は急反落。平均株価は再びバブル後最安値を更新した。自動車株も全面安。
前日の大幅安の反動で個人投資家を中心とする買い戻しが入り、全体相場は反発。ただし好材料が見当たらないだけに、上げ幅は小幅にとどまった。自動車株は総じてしっかり。
前週末の米国株式の下落、不良債権処理の加速による企業業績不安などを背景に、全体相場は急反落。世界同時株安の様相を強めており、平均株価の下げ幅は今年3番目、1983年6月以来の低水準となった。自動車株も全面安。
トヨタ自動車は前日比40円高の3080円と続伸し、ホンダも110円高の4990円と5000円台回復にあと一歩まで迫った。日産自動車も15円高の874円と反発。スズキ、富士重工業もしっかり。
反発して始まったが、不良債権の処理に対する不透明感から銀行株中心に売り注文が増え、全体相場は4日続落。平均株価は1983年8月12日以来の9000円台割れとなった。為替が円安気味で推移していることから、自動車株は高安まちまちとなった。