円高を嫌気し、全体相場は小幅続落。もっとも下値では公的年金の買いに対する観測が強まり、平均株価の下げ幅は7円程度に収まった。前日の米国株式市場でGM、フォードモーター株が急落した動きを受け、自動車株も軒並み安となった。
トヨタ自動車は、5日に実施したToSTNeT-2(終値取引)による自己株式の取得の結果を発表した。目標通り3700万株を1株につき2865円で取得した。取得金総額は、1060億500万円。
トヨタ自動車は4日、東京証券取引所で3日と4日の2日間にかけて自己株式を取得した、と発表した。今回の買い付けで、6000億円を上限とした自己株取得計画の半分以上にあたる3077億円分の取得が完了した。
米国株安に加え、為替が円高に振れたことを嫌気し、全体相場は4日ぶりに小反落。自動車株も軟調だった。日産自動車が反落。大手経済紙が「米ユナイテッド・テクノロジー社と自動車用燃料電池を共同開発する」と報じたが、材料視されず。
トヨタ自動車は、3、4日にかけて自己株式223万800株を63億4293万5000円で、買い付けたと発表した。買い付けは東京証券取引所による市場買い付け。
トヨタ自動車は、5日にToSTNeT-2(終値取引)による自己株式の買い付けを実施すると発表した。
日産自動車が900円台を回復。2月5日−28日に1343万株(123億円)の自社株買いを発表したが、先月3日に発売した新型セダン『ティアナ』の受注が早くも1万台を突破するなど、需給・販売の両面で好材料が相次いでいる。
新規材料不足で利益確定の売りが先行し、全体相場は3日ぶりに反落。自動車株も総じて軟調だった。