公的資金と見られる買いが入ったことを受け、全体相場は続伸。円高を受けて輸出関連株が買われ、自動車株も全面高となった。
1ドル=122円台に円相場が軟化したことが、自動車株を押し上げた最大の要因。日産自動車が前日比12円高の979円、トヨタ自動車も40円高の3190円と続伸。
ホンダは60円高の4490円と4日続伸した。大手経済紙が「2002年の国内新車販売台数で『フィット』が『カローラ』から首位の座を奪う可能性が濃厚」と報道。さらに1円の円安で営業利益が140億−160億円上乗せされるとあって、一気に買い安心感が強まった格好だ。
ダイムラークライスラーとの低公害ディーゼルエンジンの共同開発を発表した三菱自動車工業も、8円高の230円と続伸。いすゞも2円高の34円と反発した。