米国株安を受けて安く始まったが、割安感のある銘柄に買いが入り全体相場は反発。自動車株は高安まちまちとなった。
米国大手企業の業績下方修正を嫌気し、全体相場は急反落。日経平均は今年最大の下げ幅を記録し、2月26日以来の1万0500円台割れとなった。完成車メーカーが軒並み安となった中、ホンダ系部品メーカーの八千代工業が再び人気化。
注目を集めたのが、前日比23円高の348円と急反発した三菱自動車工業。「ダイムラークライスラー社と2トン級小型トラックの開発・生産を三菱自動車に集約することに合意」と大手経済紙朝刊が報じられ、ダイムラーとの結束が一段と強まったことが評価されている。
前週末の米国株式の下落、政府の第2次デフレ対策に対する失望感から、全体相場は4日続落。1部上場企業約1400社のうち1363銘柄が下げる、記録的な全面安となった。円相場の不透明感が再び増しており、自動車株も軒並み下げた。
米国株式の急落を受けて、全体相場は3日続落。3日連続で値下がり銘柄数が1000を超えたのはバブル崩壊後初で、平均株価は約2カ月ぶりの1万1000円台割れとなった。
米国株式の反発を受けて高く始まったが、様子見気分が強まり全体相場は反落。自動車株はほぼ全面安となった。ホンダ系の部品メーカー八千代工業が、高採算の樹脂製タンクの増産、割安感から4日続伸。
トヨタ自動車が前日比90円高の3440円と続伸。5月8日に発売した『ist』が1ヵ月で4万2000台の受注(目標1万5000台)と好調で、外資系証券経由で買いが入っていた。ホンダも100円高の5440円と続伸した。
公的資金の買いに対する期待が高まり、全体相場は4日ぶりに反発。自動車株も全面高となった。日産自動車が前日比12円高の924円と続伸し、トヨタ自動車、ホンダが反発。このところ調整が続いてきただけに、買い戻しが入った格好だ。
米国株式の先行きに警戒感が強く、全体相場は3日続落。自動車株はほぼ全面安となった。トヨタ自動車が前週末比50円安の3240円と下げ、ホンダは120円安の5300円と急反落。
米国株の急落、米大手企業の決算が売りを誘い、全体相場は2日続落。自動車株も軟調な動きが目立った。