ヤマハ発動機、セネガルで産業人材育成支援…トレーニングプログラム提供へ

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ヤマハ発動機は21日に開催された「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」に合わせて、セネガル政府要人および各社代表出席のもとで署名を行った。今回の覚書は、セネガルの産業人材育成を支援するため、各日本企業がCFPT-SJに対してトレーニングプログラムを提供することに合意したものだ。

セネガル政府、セネガル日本職業訓練センター(CFPT-SJ)、国際協力機構(JICA)、豊田通商、ダイキン工業、日本電気(NEC)、戸田建設と協力覚書を締結した。

具体的には、セネガル政府がCFPT-SJに協力し、CFPT-SJが各機関と協力する。JICAが日本側とセネガル側の調整を行い、豊田通商、ダイキン、NEC、戸田建設、ヤマハ発動機が各専門分野におけるトレーニングプログラムの策定・実施を担う。

1984年にJICAの無償資金協力で建設されたCFPT-SJでは、設立以降40年以上にわたって協力が行われている。同校はセネガルのみならず、西アフリカ地域における職業訓練分野の中核的な教育機関となっている。

近年セネガルでは産業人材ニーズが高度化・多様化しており、CFPT-SJには市場や産業のニーズに即した人材育成が求められている。

ヤマハ発動機と豊田通商、ダイキン、NEC、戸田建設は、これまでセネガルおよび西アフリカ地域において各社の事業を通じて同地域の産業開発に貢献している。しかし各社における同地域での事業推進においても、高度な産業人材の育成・獲得が課題となっている。

このような状況下、JICA、日本企業、CFPT-SJの連携により、セネガルにおける産業人材の育成協力の強化・発展が指向され、今回の覚書締結に至った。

ヤマハ発動機は現地特約店と協働し、今回の覚書締結を通じて、セネガルの人材育成に貢献していく。

《森脇稔》

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