先週末の米国株式の反発に加え、1ドル=119円台に円安が進んだことを好感し、全体相場は4日ぶりに反発。自動車株も総じてしっかりした展開となった。
日産自動車が、前週末比31円高の801円と4日ぶりに反発。仏ルノーとの開発・販売における提携強化策が好感され、株価も800円台を回復した。ホンダも230円高の5020円と5000円台を回復。円安が買戻しを誘った格好で、取引終了後に発表した4−6月期決算では、売上高が前年同期比10%増と2ケタの伸び、利益はすべての四半期を通じて過去最高を更新しており、安心買いを誘うことになりそうだ。
トヨタ自動車は、今年の世界販売台数を20万台上積みの550万台に上方修正し、グループとして東京お台場に燃料電池自動車燃料補給地の建設構想を明らかにした。しかし、肝心の株価は20円高止まり。むしろ上値の重さを印象付けた格好だ。
この日下げたのは、4円安のマツダのみ。
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