米国株高を受けて高く始まったが、全体相場は6日ぶりに反落。平均株価は9000円台目前まで買われたものの、その後は利益確定の売りに押される展開になった。自動車株はほぼ全面安。
山口県警は25日、故意に衝突事故を繰り返すなどして総額約3000万円の保険金を騙し取ったとして、下関市周辺に住む21人を詐欺容疑で逮捕したことを明らかにした。主犯格の30歳の男が知人に声を掛け、メンバーを入れ替えながら犯行に及んでいた。
経営危機で抜本的なリストラ策を打ち出したものの、労組の反発で今後の経営再建が暗礁にのりあげているイタリアのフィアットは、労使交渉を行って、経営側が打ち出していた人員削減を当面延期することで双方が合意した。
米国株高を受けて、全体相場は5日続伸。自動車株もほぼ全面高となった。ホンダが前週末比160円高の4620円と大幅続伸。中国広東省の第二工場が中国政府から認可されたことが好感されている。
ホンダは、中国・広州市で計画している輸出用乗用車の合弁工場の政府認可を取得した、と発表した。2004年後半からの生産開始に向けて、詳細な事業内容の検討に入る。
三菱自動車工業が25日発表した、10月の生産・販売・輸出実績は、輸出と海外生産が増加、国内生産と国内販売がマイナスになった。国内生産は、昨年10月に発売した『eKワゴン』の反動などで7ヵ月ぶりに減少した。
ホンダが25日発表した10月の四輪車生産・販売・輸出実績は、国内販売を除いて全指標がプラスになった。国内生産台数は、輸出の増加により、前の年の同じ月にくらべ12.8%増の12万900台となった。海外生産3.4%増の13万1132台と22ヵ月連続のプラスとなった。
トヨタ自動車が発表した10月の生産・国内販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年同月比9.5%増の53万9884台となり、過去最高になった。海外生産が好調に推移しているのが主因だ。
マツダが25日発表した10月の生産・販売状況によると、世界生産台数は前年同月比23.9%増の8万4377台で、2カ月連続でプラスとなった。苦戦が続いてきたマツダだが、『アテンザ』、『デミオ』で復活しつつある。
いすゞ自動車が発表した9月連結中間決算によると、連結売上高は前年同期比23.9%減の6325億円、連結営業損益は前期の45億円の黒字から214億円の赤字に転落した。連結経常損益も346億円の赤字で、連結当期損益はなんと842億円の巨額赤字となった。