米国株高を受けてハイテク株を中心に買われ、全体相場は4日続伸。円相場が軟調展開となったことを好感し、自動車株は全面高となった。
米国株高を受けてハイテク株、銀行株を中心に買われ、全体相場は3日続伸。その中で、利益確定の売りが先行する形で自動車株は下げる銘柄が目立った。一方で、新型車『コルト』が好調の三菱自動車は3日続伸。
トヨタ自動車は21日、WiLL『サイファ』の発売後1カ月の受注台数が、月間販売目標の4倍以上にあたる6500台に達した、と発表した。
新型のハマー『H2』の7スロットグリルのデザインがジープのものに酷似している、とGMを訴えたダイムラークライスラー。最初の裁判で敗訴したあと、控訴していたのだが、シカゴの地方裁判所での3人の判事による協議の結果、今回も訴えは退けられることになった。
公的資金と見られる買いが入ったことを受け、全体相場は続伸。円高を受けて輸出関連株が買われ、自動車株も全面高となった。1ドル=122円台に円相場が軟化、たとえばホンダは1円の円安で営業利益が140億−160億円上乗せされる。
カー用品小売大手のイエローハットが発表した、2003年3月期の中間決算は、売上高は増加したものの、既存店の売上減少などにより、経常利益は28%のマイナスとなった。
日産ディーゼル工業の9月連結中間決算は、連結売上高が前年同期比1.3%減の1841億円、連結営業利益が同8.0%減の39億円となり、減収減益となった。販社の不良債権を貸し倒れ引当金として特別損失を計上、最終損益は46億円の赤字に転落した。
ハイテク株に買いが入り、全体相場は小反発。平均株価こそ小幅高となったが、値上がり銘柄数280に対し値下がり銘柄数が1149と圧倒的に値を下げる銘柄が多かった。自動車株は高安まちまち。日産自動車が反発。
いすゞ自動車は、ゼネラルモーターズ(GM)による減増資などを柱とする再建策を、18日に開催した取締役会で正式に決議した。取引主要行5行による1000億円の債務株式化では、みずほコーポレート銀行が811億円と大部分を引き受ける。