日産ディーゼル、最終赤字---国内販売不振と不良債権処理で

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日産ディーゼル、最終赤字---国内販売不振と不良債権処理で
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日産ディーゼル工業の9月連結中間決算は、連結売上高が前年同期比1.3%減の1841億円、連結営業利益が同8.0%減の39億円となり、減収減益となった。販社の不良債権を貸し倒れ引当金として特別損失を計上、最終損益は46億円の赤字に転落した。

同社の中間決算では、主力である国内のトラック販売が同12.2%減の7万3000台となり、大幅におちこんだ。とくに利益の柱である普通トラックが同7.9%減の6642台だった。輸出台数は同57.4%増の7442台と急増。中国、南ア、豪州、東南アジア向けが好調だった。国内販売の低迷で、営業利益、経常利益も減益となった。

これに加えて、財務の健全化の観点から、販社が抱えているトラック販売の売掛債権から回収可能性を厳格に査定、回収の見込みの無い46億9000万円を引当金として追加計上した。これによって、最終損益は赤字に転落した。

通期見通しでは、連結売上高が同0.5%減の3700億円、連結営業利益が同13.3%減の100億円、最終損益が40億円の赤字になる見通し。

《レスポンス編集部》

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