公的年金の買いに対する観測から全体相場は小反発。平均株価は一時バブル後最安値を更新したが、その後買い戻された。自動車株は堅調。トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車の大手3社をはじめそろって反発した。
日本GM(ゼネラルモーターズ)は、本格スポーツカーのオペル『スピードスター』がJリーグの2002年度最優秀選手賞の副賞として起用されたと発表した。今年度はジュビロ磐田の高原直泰選手が受賞し、贈られることになった。
ホンダは18日、2003年の計画を発表した。国内販売は02年実績見込みに対し4.4%増の94万台と設定した。全世界販売は、同10%増の310万台と初めて300万台を超える。
ホンダは18日、2002年の実績見通しを公表した。国内販売は、年初の計画の92万台には惜しくも届かず、90万台にとどまった。それでも『フィット』の販売拡大により、前年に比べると4.3%のプラスを確保した。
買い材料が見当たらず、全体相場は反落。平均株価は11月14日に付けたバブル後最安値に迫った。自動車株も軟調。
ホンダは、中国の四輪生産・販売合弁会社の広州本田汽車有限公司の四輪車生産能力を2004年春を目途に、年産24万台に引き上げると発表した。広州本田は2003年2月に現在の年産5万台から年産12万台に引き上げる計画で、さらに倍増させる。
フォード・ジャパン・リミテッドは、テクニカル・トレーニング部門を豊橋へ移設し、フォードPAGトレーニングセンターとして2003年1月から稼動させると発表した。
トヨタ自動車は17日、2002年の実績見込みを発表した。国内販売が前年比2%のマイナスとなった以外は海外販売、国内・海外生産ともプラスとなった。生産は国内生産が同4%増の348万台、海外生産が同21%増の216万台と、海外が大幅に伸びた。
トヨタ自動車は17日、2003年の計画を発表した。国内販売計画は、2002年度見込みの2%増となる、172万台に設定した。海外販売は同6%増の407万台とし、全世界販売は同5%増の579万台となる。
米国株高に加え、値ごろ感からの買い戻しも入り、全体相場は10日ぶりに反発。もっとも、平均株価の上げ幅は60円足らずで上値の重さを印象付けた。円相場は1ドル=120円台の動きを続けており、自動車株は総じて軟調。