海外投資家は不在ながら、企業業績の回復期待などから全体相場は大幅反発。平均株価は約2週間ぶりに8700円台を回復した。自動車株も全面高。
GM(ゼネラルモーターズ)は、コンピューター制御式ツーリングシステム「C-Flex」(シーフレックス)を車体工場に導入、生産システムの効率改善を図ったと発表した。
様子見気分が強まり、全体相場は4日ぶりに小反落。自動車株もさえない動きとなった。11月の自動車生産台数は前年同月比9.2%増の89万6640台と、5カ月連続のプラス。しかし、株価は大手3社がそろって下げた。
いすゞ自動車と富士重工業は、米国の合弁工場SIA(スバル・いすゞ・オートモーティブ)の合弁解消に伴う損失について約570億円をいすゞが負担することで、正式に合意したと発表した。いすゞは新たに470億円を出資した上で、持ち株全てを来年1月1日に富士重に1ドル(約120円)で売却する。
トヨタ自動車が24日発表した、11月の実績は、国内生産・国内販売・輸出・海外生産のすべての指標が、前の年の同じ月の実績を上回った。
三菱自動車工業が24日発表した、11月の実績は、国内販売を除き、国内生産・輸出・海外生産がプラスになった。国内販売は『コルト』の投入効果が、まだ充分に出ていない模様。
マツダが24日発表した、11月の実績は、国内生産が5カ月連続の増加になるなど、国内生産・国内販売・輸出・海外生産のすべてがプラスになった。国内販売では『デミオ』が苦戦しており、月間販売目標の7000台に届いていない状況。
公的年金の買いに対する観測から、全体相場は3日続伸。自動車株も総じてしっかりした動きとなった。大手5社の11月の生産・販売・輸出実績によると、国内自動車生産はそろって前年実績を上回る水準。
ポルシェ・ジャパンは、2003年1月から、認定中古車の名称を「ポルシェ認定中古車 Porsche Approved」に変更すると発表した。
米国株安を受けてハイテク株が売られたが、銀行株が買われて全体相場は小幅続伸。もっともイラク情勢や景気先行きに対する警戒感から、平均株価の上げ幅は20円足らず。自動車株は高安まちまちとなった。