先週末の米国株安に加え、英紙が「日本株を対象とした最大級のヘッジファンドが運用を取り止める」と報道したことを受け、全体相場は反落。円相場が1ドル=117円台と高値圏で推移していることを嫌気し、自動車株はさえない。
オートバックスセブンは、台湾で5つ目の店舗をオープンした。タイヤ、エンジンオイルなど日本と同様の品揃えととともに、ピット6台分を設置した。
GM(ゼネラルモーターズ)は、2002年の決算を発表した。それによると売上高は過去最高の1867億6300万ドルとなったことが明らかになった。ゼロ金利キャンペーンなどで、新車販売が好調で、前年比5.3%増の増収となった。
日本自動車輸入組合が発表した2002年の輸入中古車登録台数は、前年比1.4%増の58万5903台となり、4年連続で前年を上回った。中古車全体の販売台数は低迷しているが、輸入中古車は好調に市場規模が拡大している。
株価が中低位の銘柄を中心に買いが入り、全体相場は続伸。自動車株は高安まちまちとなった。いすゞが続伸し、一気に人気化した格好だ。同じ株価2ケタの日産ディーゼル工業も上げ、三菱自動車工業、富士重工業もしっかり。
ダイハツ工業は17日、同日開催した取締役会で、名古屋、福岡、札幌の証券取引所に上場廃止を申請することを決めた、と発表した。これら取引所での株式取引が近年はなくなっていた。
ダイハツ工業は17日、イタリア、ピアジョに委託していた『ハイゼット』の生産を2002年末で終了した。同日、現地販売子会社の解散を発表し明らかにした。
米国市場のハイテク株安、円高傾向を嫌気し、全体相場は3日ぶりに小反落。自動車株は上げる銘柄が目立った。日産自動車は『スカイライン・クーペ』を発売したが、株価は変わらず。
フォード・モーターグループのジャガー社の2002年の全世界の販売台数が前年比29%増の13万台を超え、過去最高となった。これでジャガー車の販売台数は5年連続で過去最高となった。ジャガー車の販売が好調なのは、『X-TYPE』が伸びているため。
いすゞ自動車は、GM向けに供給しているディーゼルエンジンのアプリケーション開発を担う新合弁会社のGMIディーゼルエンジニアリングをGMと共同出資して設立、2月から稼動開始すると発表した。