トヨタ自動車は、2003年度からホンダと同様に米国会計基準による決算を公表することになった。時価会計などでより厳格さが求められる米国基準にすることで、情報開示を強化する。
全体相場は6日ぶりに小反発。平均株価は一時バブル崩壊後の最安値に迫ったが、幅広く買い戻しが入った。日産自動車が4日ぶりに反発。ホンダは反発して引けた。マツダも小幅ながら続伸した。
ダイレクトライン(安田ライフダイレクト損害保険)では、アクセス増加に伴い同社インターネットホームページを2月1日よりリニューアルオープンする。トップページを一部デザイン変更、また各コンテンツページへのアクセス速度を高速化し、自動車保険契約・見積もり機能を強化した。
昨年10月28日の業績下方修正は、株価の急落につながり市場では「ホンダショック」とも受け止められた。これに対し、雨宮高一副社長は、「われわれは株価を意識して(見通しなど)計画をつくることはしない」と断言した。
日産自動車とルノーは、2002年のグループとしてグローバル販売台数が前年比2.9%増の513万9505台と順調に増えたと発表した。日産、ルノーの世界シェアは9.1%となり、前年よりも0.1ポイントアップした。
三菱自動車工業は、連結子会社のパジェロ製造を完全子会社化すると発表した。三菱はパジェロ製造に66.6%出資しているが、三菱との株式交換で、完全子会社化する。
ホンダが発表した2003年3月期の単独決算見通しによると、売上高が前年度比2.8%増の3兆3000億円と増収になるものの、営業利益は同27.4%減の1350億円と大幅減益となる見込みだ。国内販売で苦戦している実態を反映している。
ホンダが発表した第3四半期9カ月通算の連結決算によると売上高、営業利益、税引前利益、当期純利益が過去最高となった。このため、通期の見通しも上方修正した。
米国株式は上げたが、持ち合い解消の売りに全体相場は5日続落。自動車株も下げる銘柄が目立った。日産自動車が3日続落、トヨタ自動車は5日続落し、ホンダも下げた。持ち合い解消の売りに株価水準を切り下げる動きが続いている。
ホンダは30日、マレーシアに建設中だった新工場が稼働し、同日、マハティール首相らを招いて開所式を行った、と発表した。新工場は『CR−V』の生産を開始しており、年内には『アコード』『シビック』『シティ』の生産も開始する。