ヤナセがBMWを販売することについて10日、ヤナセの井上社長は「当社が取扱っているメルセデスベンツ、アウディ、GMには了承を得ている」と記者会見で説明した。
ダイムラークライスラーは、2002年のグループ実績の暫定値を発表した。経常外要要因を除く営業利益は58億ユーロとなり、前期と比べて4倍に改善した。クライスラー部門である北米のリストラがほぼ終了して業績が改善した模様だ。
BMWジャパンとヤナセは、ヤナセがBMW車の販売に参入することで基本合意に達したと発表した。ヤナセはBMW車の販売とアフターセールスを専門に行う子会社ヤナセバイエルンモーターズを設立、4月1日から営業を開始する。資本金は1億円前後を予定、BMWジャパンは出資しない。
持ち合い解消の売りが継続し、全体相場は小幅続落。自動車株は高安まちまちとなった。三菱自動車工業が反発。今後3年間で販売網強化のために500億円を投じる方針だが、過去10年間の販売関連投資は約100億円。営業面強化の姿勢に市場も評価を高めている。
BMWは、グループとしての2002年の決算を発表した。世界的に景気が低迷している中で、グループ売上高は422億8200万ユーロとなり、売上高、販売台数ともに過去最高となった。
ヤナセは、経済産業省から、産業活力再生特別措置法の認定を受けたと発表した。認定を受けて、ヤナセの増資にかかる登録免許税は軽減されるほか、日本政策投資銀行から低利で融資を受けられる。
ヤナセは、第三者割当増資による増資を行い、新資本金は49億7600万円となったと発表した。債務超過の状態となったことから、伊藤忠などが増資を引き受けた
アクサダイレクト(アクサ損害保険株式会社)は総合自動車保険について料率・制度の改定を行った。無事故割増引等級を拡大し、さらにバイク、弁護士費用、入通院に関連する新商品を設定した。2003年4月1日以降に保険始期日となる契約者が対象。
前日の取引終了後にトヨタ自動車が発表した2002年10〜12月期連結決算では、通期経常利益は1兆5000億円に迫る見通し。トヨタの好決算見通しも尻押しして全体相場は上昇して始まったが、結局は持ち合い解消の売りに反落して引けた。自動車株はほぼ全面安。
トヨタ自動車の2002年度(03年3月期)連結業績は、純利益が前年度比約1.5倍の9000億円余りになる見通しとなった。これにより、同年度(海外メーカーは02年暦年)の世界の自動車メーカーの純利益で、トヨタが2年連続トップを維持することが確定した。