フォルクスワーゲン(VW)が、29日発表した、第3四半期(7-9月期)決算は、ユーロ高と世界景気の後退、ブラジル工場閉鎖に伴うロスなどで、純利益は前年同期比で51%減の2億1700万ユーロ(276億円)となった。
日本自動車工業会が30日発表した、2003年度上半期の4輪車輸出実績は、前の年の同じ時期にくらべ、2.2%減の230万4135台となり、2年ぶりのマイナスになった。北米向けが、現地生産の拡大を背景に、2ケタの減少となった。
日本自動車工業会が30日発表した、2003年度上半期の4輪車生産台数は、前の年の同じ時期にくらべ、0.4%のマイナスの497万1752台となり、上半期としては、2年ぶりに前年水準を下回った。
三菱自動車工業は30日、米イリノイ州の工場拡張計画を延期すると発表した。米国販売の不振が続いているため、経営資源を新型車の販売とブランド力の強化に集中することにした。
ホンダの雨宮高一副社長は、今年の米国市場について、1650万台程度になるとの見通しを明らかにした。クリスマス商戦に向けて米国メーカーを中心に再びインセンティブが積み増しされるとの前提による見通し。
全面高の中で下げたのは、前日好決算で急伸した日野自動車工業1社のみ。利益確定の売りに押されたが、トヨタグループ内のトラック開発・生産は同社に集約される見込みだけに、中期的な業績拡大に対する期待が高い。
トヨタ系部品・車体メーカー9社が、2003年度中間期決算を発表、豊田自動織機、デンソーなど6社が増収増益となった。主要取引先のトヨタ自動車向けの事業が好調だった。
東京トヨペットなど、東京のトヨタ系販売会社5社は、11月1日から3日まで、東京・昭島市にある昭和の森「メッセ昭島」で、新車の合同展示・試乗会を開催する、と発表した。各社15台、合計100台規模の新車を展示するとともに、試乗車を50台揃える。
日野自動車と部品メーカーのニッパツは、トラック用サスペンション事業分野で提携すると発表した。トラック用サスペンションの両社合弁で新設して、事業を集約化して効率化を図る。
三菱自動車会長だった園部孝氏が28日、急性心不全で、都内の病院で死去した。通夜・葬儀は密葬で行う。社葬については検討中としている。