利益確定の売りに押され、全体相場は4日ぶりに反落。自動車株もほぼ全面安となった。大手3社をはじめ軒並み安の様相で、上げたのはダイハツ工業、富士重工業(スバル)だけ。
トヨタ自動車の張富士夫社長は21日、「2003東京国際自動車会議」の席上、「尊敬するメーカーを1社だけ挙げるとすれば」という司会者の質問に対し、米国GM(ゼネラルモーターズ)と答えた。
PSAが、20日発表した、9カ月(1-9月期)決算では、売上高は401億ユーロ(5兆1000億円)と、前年同期比とほぼ同じ、0.1%のマイナスにとどまった。
企業業績回復に対する期待から全体相場は3日続伸。平均株価は終値ベースで昨年6月13日以来の1万1000円台を回復した。自動車株は高安まちまち。
中国汽車工程学会の張小虞理事長は20日、「2003東京国際自動車会議」の席上で、中国自動車生産の長期展望を明らかにした。それによると、トラックを含む総台数は03年見通しの400万台から、10年には600万台、20年には1000万台になるとした。
中国の3大自動車メーカーである東風汽車の苗●総経理は20日、都内で開かれた「2003東京国際自動車会議」で、外国メーカーとの提携を「全方位的」に進める方針を表明した。このなかで、今年新たにホンダと合意した合弁会社「東風本田汽車」は2010年に25万台まで生産を拡大する方針を示した。(●=土偏に于)
米ゼネラルモーターズ(GM)とスズキは、GM傘下の韓国メーカー、GM大宇自動車技術(GM大宇、ジーエムデーウ)のセダン2車種を、遅くとも来年末までに、スズキのアリーナ店を通じて国内で発売する、と発表した。
トヨタ自動車は20日、新車両生産拠点である、米テキサス州サンアントニオ市の工場建設用地で現地時間の17日、鍬入れ式を行った、と発表した。2004年2月頃に着工し、06年から、ピックアップトラック『タンドラ』を年間15万台生産する。
米大手自動車メーカーGM(ゼネラルモータース)とフォードが、先週発表した第3四半期決算では、ヨーロッパ部門で引き続き赤字が続いていることがわかった。
今年10月現在までのアメリカの自動車販売地図を見ると、輸入モデルの躍進ばかりが目立つ。そしてデトロイトが頭を痛めることに、ヨーロピアンカーが次々とエントリーモデルに参入することで、競争はますます激化しそうだ。