三菱、米工場の拡張計画を再度延期

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三菱、米工場の拡張計画を再度延期
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三菱自動車工業は30日、米イリノイ州の工場拡張計画を延期すると発表した。米国販売の不振が続いているため、経営資源を新型車の販売とブランド力の強化に集中することにした。

イリノイ工場は、同社の北米唯一の完成車組み立て拠点で、現在の生産能力は年間24万台。当初は、2004年末までに、25%増の30万台に増強する計画だったが、今年7月に2005年半ばへの延期を発表。今回、再度、延期することにした。

当初は、現地生産している『ギャラン』『エクリプス』の全面改良を機に、約2億ドルを投資し、同工場の能力を増強する計画だった。

しかし、ビッグ3を中心に、市場がインセンティブ(販売奨励金)競争を激化させるなかで、三菱は販売不振が続いており、北米事業の収益状況が悪化している。同社では「今後の市場状況および商品ニーズに変化が生じるまで計画を延期する」としており、事実場の計画凍結となる。

《編集部》

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