「燃料電池車の実用化に向けて、本当のステージに一歩踏み込んだ」。ホンダの燃料電池車『FCXクラリティ』の開発責任者、藤本幸人氏は、新工場での第1号車のラインオフを見て、こう感慨にふけったという。
ホンダ『FCXクラリティ』のプラットフォームは、燃料電池車というまったく新しいパッケージに合わせ、ゼロから新規設計されたものだ。
世界初の量産型燃料電池車をうたう『FCXクラリティ』は、未来的になりすぎず、既存の乗用車とデザイン上の共通性を持たせることで、燃料電池車の現実感をアピールしている。その傾向はエクステリアだけでなく、インテリアでも同様だ。
6月16日に第1号車がラインオフしたホンダの燃料電池車『FCXクラリティ』のスタイリングは、ボンネット、キャビン、トランクリッドを持つ3ボックスを意識させる、とても“乗用車ライク”な仕上がりだ。
日産のミディアムハイクラスSUV、新型『ムラーノ』のエクステリアは、ウェストラインがルーフ後端に向かって切れ上がっていく特徴的なウインドウグラフィックをはじめ、旧型モデルの特色を色濃く受け継いだデザインだ。
日産のミディアムハイクラスSUV『ムラーノ』が9月29日、フルモデルチェンジされた。北米では今年1月にすでに発売が開始されているが、ユーザーの反応はおおむね好評。強化された商品力を武器に日本国内では月販900台を目指す。
スズキの最量販モデルで、登録車、軽自動車を通じて販売台数トップの座にある軽トールワゴン『ワゴンR』が9月25日にフルモデルチェンジされた。
トヨタの新コンパクトカー『iQ』の大いなる魅力のひとつに、コロリとした可愛らしいスタイリングがある。実車を間近に見ると、その可愛らしいイメージのボディを実現するため、実に複雑な曲面が随所に採用されているのが印象的だ。
トヨタの新型コンパクトカー『iQ』。世界のユーザーの耳目をもっとも集めそうなのは、4人乗りのガソリンモデルでありながら、EU混合モードで1kmあたり99gという超低CO2排出量を実現するという環境性能の高さだろう。
トヨタがこの秋おくりだす新コンパクトカー『iQ』。全長3m未満という軽自動車よりずっと短いボディで乗車定員を4名を実現、さらにユーロNCAPなど厳しい衝突安全基準もクリアするという革新的なモデルだ。