【日産 ムラーノ 新型発表】プレミアムSUV化

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日産のミディアムハイクラスSUV『ムラーノ』が9月29日、フルモデルチェンジされた。北米では今年1月にすでに発売が開始されているが、ユーザーの反応はおおむね好評。今夏のガソリン高騰でSUVの販売が世界的に減速するなど市場環境は決して良好ではないが、強化された商品力を武器に日本国内では月販900台を目指す。

今回のムラーノのフルモデルチェンジは、スタイリングを見てもわかるように、基本的には旧型のキャラクターを継承する、いわゆるキープコンセプト型。が、単なる旧型のブラッシュアップではなく、良いポイントには磨きをかける半面、要改善と思われる点についてはかなり大幅な刷新が図られている。

「新型ムラーノのコンセプトは“プレミアム性”です。カーヴェシャス(曲線的)、モバイル(ダイナミックさ)、スウィート(心地よさ)の3つをキーワードに、どのようなSUVに仕立てるべきかを考えました」

新型ムラーノの商品企画を担当した渡辺敏康氏は、企画意図についてこう語る。旧型ムラーノは02年に北米で発売され、月間販売台数は平均約8000台と、良好なセールスを続けてきた。とくにエクステリアのダイナミックなデザインがユーザーから好評を博した半面、質感の低さ、とくに内装のそれについて改善を望む声が多かったという。

「当初、われわれはムラーノの位置づけをカジュアルでスポーティなSUVと考えていました。ところが、いざ販売が始まってみると、北米におけるプレミアムSUVの代表格、トヨタのレクサス『RX』(日本名:トヨタ『ハリアー』)と競合するケースがしばしば見られたんです」

「そこで新型ムラーノでは、ダイナミックかつエレガントなエクステリアというキャラクターはそのままに、内外装の質感を徹底的に向上させ、心地よさに直結する静粛性や乗り心地についてもベストと言えるレベルに仕上げました」

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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