レクサス『CT200h F SPORT』ならではのトガり具合を確かめようとステアリングを握ってみた。すると、あくまでもジェントルだった。CT200hの登場以来の魅力は、しなやかでスムースな乗り味。
丸型独立4灯ヘッドランプや室内のメーターは、バイクのイメージだという。コンパクトカーとしてもかなり元気のよさそうなルックスから、どんな走りなのか、想像できなかった。
マイナーチェンジならぬ“メジャーチェンジ”を果たした『LS600h』に新設定された『F SPORT』の走りは、極上の速さとスムースさを見せつける。
ホフマイスター・キンク(キックバックしたBMW独特のCピラー&窓後端形状)後方に「ActiveHybrid 3」のバラ文字のオーナメントが、特別な『3シリーズ セダン』であることをさり気なくアピール。
個人的にBMW『3シリーズ』のMT車を走らせるのは、遥か以前に取材で乗った初代E-21の中古車か、友人が所有していたE-30のM3以来かもしれない…と思った。
ルノー『メガーヌ』はVW『ゴルフ』などと同じCセグメントの実用車だ。ところが、まずデザインがいい。アヴァンギャルドだった先代とは打って変わって、しっとりと魅せるのが現行型といったところか。
試乗車は1.6リットル+4速AT搭載のCieloの5ドア。小猫が少し大人びた新しい外観は凝縮感があり、素直にカッコいい。テールランプも点灯させると実にお洒落な光りかたなのがプジョーらしい。
本国向けの『クリオ』(日本名『ルーテシア』)はパリサロンで新型が登場済みだ。
試乗車は320d BluePerformance Touring Sport。2リットル4気筒ツインパワー・ターボディーゼルは、とにかく軽やかでスムース。
初の3ナンバー専用車だった初代『シーマ』が登場したのは24年も前。最新型となる現在のモデルは、同じハイブリッドシステムを持つ『フーガ』の事実上のストレッチ版として登場した。