ドイツ・ブレーメン工場で生産されるという『GLKクラス』。少々ユニークなフォルムが印象に残る。長めのノーズ、『190E』の頃のような立ち気味のAピラーとフロントスクリーン、車高はあるが低重心のボディetc…。
変わらぬボディに最新のエンジン。まさに昔のライカをデジカメにしたようなモデルである。登場から33年、個人的にも前回の試乗は「ゲレンデヴァーゲン」と呼ばれていた20年近く前。だが、変わらなかった。
何しろルックスがいい。車高を上げ、225/55R17タイヤ、樹脂フェンダーなどで逞しさの増した足元と、ボディのクッキリとしたデザインのハーモニーがマッチして見える。
日本で手に入るジープのラインアップ中、もっとも手頃な価格設定なのがこの『パトリオット』だ。『コンパス』とはプラットフォームが共用で、全幅1810mmとSUVとしてはコンパクトなのが嬉しい。
2012年3月、日本市場に投入されたジープ『コンパス』。
全長は僅か2740mmだから、軽自動車よりさらに65.5cmも短く、相変わらずの小ささ。現在のモデルは今年5月に発売された最新型スマートだが、まさしく「2人乗りの最小単位のジドウシャ」であることに変わりはない。
試乗車は布シートなど、プレーンな装備の「Trend」。走らせて真っ先に実感するのは欧州フォード製らしい、なんて爽快な走りなのだろう!ということ。
フォード『エスケープ』に試乗しながら、今ならどんなユーザーに相応しいか?と考えてみた。答えはすんなりと見つかった。「古典的な4WDを求める人」にこそ、このクルマは今でも受け容れられるはずだ。
意外なことに、VW『パサート』でこうした“万能型ワゴン”が設定されるのは初。けれど決して肩のチカラが入った感じはなく、ベース車(現行B7型パサート・ヴァリアント)に対しネガがない点も感心させられた。
フォード107年の歴史でもっとも革新的な技術…とカタログにもう謳われている、フォード『エクスプローラー』の「EcoBoost」。