先代の行き過ぎた感のあったディテールが是正された最新『5シリーズ』。ツーリングのリヤ形状はセダンの新旧ほど差は大きくないものの、E61型(先代)に対しF11型(新型)は全長で+60mmの数値以上に、伸びやかでエレガントな外観となった。
これまでのセミAT「セレスピード」も、最新モデルで試すと初期型に対し、制御、変速マナーなど見違えるほど洗練された。それに対し新開発ツインクラッチ方式の「TCT」は、洗練されつつもアルファロメオらしい味も残した印象。
260km/hまで刻まれた新しいスピードメーター(リミッターは180km/hで作動するとのこと)ほか、L字型LEDランプ、18インチタイヤなど、ルックスにも磨きをかけた新バージョンの『IS250 Fスポーツ』。
昔風に言えば“コークボトルライン”と呼べる前後フェンダー部も、『RS5』は『A5』よりさらに専用に拡幅されている。
話は古いが、初代『ハリアー』の乗り心地のなめらかさは、未だに忘れられない。昔の国鉄に連結器の上に立てた1本のタバコを倒さず車両同士を連結させられるスゴ技の機関士がいたとかいないとかいうが……。
外観からして、通常の『MiTo』と少し違うムードを漂わす。チタニウムグレー色に専用塗装された18インチホイールや赤い前後ブレーキキャリパー、リングと内側がチタン色の専用ヘッドランプ等が、外観全体をシャープに引き締めているからだ。
『ジューク 16GT FOUR』は、高性能な1.6リットルターボ+4WDと、スタイルのみならず性能にも磨きをかけたモデルだ。走らせて素直に実感できるのは「走りが気持ちいい」という点。
ホンダ『CR-Z』とVW『ポロ』の2車には、実は熱を出し1日半寝込むほど(!)迷わされた。
仕立てかたが巧い。フェンダーアーチモール、ルーフレール、専用バンパーなどは、いわゆるクロスオーバー風。だが注目したいのがルーフスポイラーだ。
日本市場へのお目見えは「2011年中」(VGJ)という新型『シャラン』にミュンヘン近郊で試乗した。全長×全幅×全高=4854×1900×1720mmのボディサイズは国産Lクラス並だが、スクエアで威圧感のないスタイルのため、大きさへの抵抗感は皆無。