ルノー『メガーヌ』はVW『ゴルフ』などと同じCセグメントの実用車だ。ところが、まずデザインがいい。アヴァンギャルドだった先代とは打って変わって、しっとりと魅せるのが現行型といったところか。
試乗車は1.6リットル+4速AT搭載のCieloの5ドア。小猫が少し大人びた新しい外観は凝縮感があり、素直にカッコいい。テールランプも点灯させると実にお洒落な光りかたなのがプジョーらしい。
本国向けの『クリオ』(日本名『ルーテシア』)はパリサロンで新型が登場済みだ。
試乗車は320d BluePerformance Touring Sport。2リットル4気筒ツインパワー・ターボディーゼルは、とにかく軽やかでスムース。
初の3ナンバー専用車だった初代『シーマ』が登場したのは24年も前。最新型となる現在のモデルは、同じハイブリッドシステムを持つ『フーガ』の事実上のストレッチ版として登場した。
11月30日までオプション10万円分プレゼント等のキャンペーン中のルノー『カングー』。このクルマの魅力はやはり、国産上級ミニバンをも凌ぐ室内の広々感だ。
メルセデスベンツ『ML350』ブルーテック 4MATICは、ひと言でいうなら「逞しさと洗練を両立させたSUV」という印象だ。
フェイスリフト後の新しいルックスがベース。ディテールは相当にヴィヴィッドだ。が、ブラングラシエという名の白いボディにグレイの2本ストライプ(Gのロゴがパターンで入る)はシックな趣も。リヤではハッチ側にも灯体が設けられたのが新しい。
実際に街中に停めて眺めてみると、豊かな面質で、2次元の印刷物で見るより存在感がある。『フィット』や『ラクティス』と見間違う心配はなさそうだ。
11年ぶりの新型として登場した日産『NV350キャラバン』。4ナンバーの働くクルマながら、驚くことに室内は、天井を含めほぼ鉄板が隠されたフルトリム状態。インパネにも、昔のように省かれた装備の穴埋め用グロメットが見当たらない。