【アバルト 595コンペティツィオーネ 試乗】すべての手応えがダイレクト!…島崎七生人

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アバルト 595コンペティツィオーネ
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新ラインアップの『アバルト595』シリーズ。基本の『アバルト500』シリーズの1.4リットル・インタークーラーターボの135ps/18.4kg-m(スポーツスイッチ使用時は21.0kg-m)に対し、160ps/21.0kg-m(同・23.5kg-m)と、格段に性能を高めた“心臓”を搭載する。

さらに5速シーケンシャルモードの採用もポイントだ。本来シフトレバーが備わる場所には、1速/ニュートラル/リバース/マニュアルまたはオートの各選択ボタンがあり、任意のシフト操作はパドルスイッチ(右がマイナス、左がプラス)で行なう仕組みだ。

インテリアにはSabelt製スポーツシート、ブースト計、アルミペダルなども装備。外観は専用空力パーツ始め、ツインデュアルの排気管などを装着。17インチホイール(タイヤは205/40R17)の中には、赤いブレーキキャリパー、ドリルドブレーキディスクが覗く。

短時間ながら走らせた印象は、“すべての手応えがダイレクト”だった。アクセル操作に対するエンジンパワーのツキのよさは格別で、さらにスイッチでSPORTに切り替えれば、存在感のある排気音とともに、文字通り、一層ダイナミックでスポーティな味が楽しめる。電動のパワーステアリングの感触、サスペンションは確かにハードながら、乗り味などは、初期の『アバルト500』より、むしろ洗練度が高められた印象もある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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