何しろプレーンなスタイルが、ジワジワと味わい深い。フロントからテールランプに向けて通したショルダーの張り、スポーツカーのように低く身構えたスタンスに見えるリヤビューなど、実は見どころが多い。
50周年記念、6代目。そういう長寿なアイドル不在の日本では羨ましい話だが、“ムスタング”と発音していた頃からのファンの心も掴むのが、この『マスタング』だ。
このオレンジ意外と渋くていいですねぇ…と、撮影中、クロスバイクに乗ったご夫婦に声をかけられた。ヘルメット+サイクリングスーツ姿のせいか、遠慮気味に車内に乗り込もうとはされなかったが『ウェイク』には興味津々の様子だった。
ポップ、ラウンジともにシート表皮が一新されるなど、最新ラインアップでは微妙に内容が改められている。大筋が不変なのは、いよいよタイムレスな魅力を放ってきた証拠だ。
ワゴン系の「プラド」ではなく「バン」というのが何とも渋い。初代登場から30年、日本国内では販売終了から10年振りに、期間限定(2015年6月30日生産分まで)で登場したのがこの“ランクル”だ。
ほぼ素の仕様。けれどシートアレンジなどできることは上級のターボと変わらない。となると実質重視派には気になるのが、ノンターボのL“SA”(またはL)だ。
試乗車はGi・8人乗りのガソリン車。迂闊にも地味なシルバー色を選んでしまったが、濃色系では例のグリルがコントラストで浮き立つが、この色では、幾分か馴染んでも見える。
クーペはそもそも、然るべき大人が颯爽と乗りこなすべきクルマ。『RC350 F SPORT』に乗りながらレポーターなどは「ああ、最終的にこういうクルマが似合う人生を歩むべきだった」と、過去形で思うのだった。
クオ・ヴァディス、クレールフォンティーヌといったフランス製のノートは、どれも表紙の色使いが洒落ていて、実に使い心地がいい。さしずめシトロエン『グランド C4 ピカソ』は、そのMPV版といったところか。
オンデマンド方式の4WD(ELD=電子式デフロック付き)であること、5~30km/hで有効なシティブレーキコントロール搭載、6速のMT車であることなどが、限定車の『パンダ 4×4』の実利的特徴だ。