あえてプレーンそうな新色「シフォンアイボリーメタリック」の試乗車を選択。メッキパーツを一切使わず成立させた外観スタイルは、70~80年代に現地を走り回っていたイタリアンコンパクトの雰囲気もある。インテリアはサッパリ系。VW『up!』などに通じる佇まいだ。前席はヘッドレスト一体型だが着座姿勢に問題はない。後席は座面前後長が少し短いが、座面クッションの反発が心地よく座面自体もやや高めで、良好な着座感。空間も外観から想像するよりゆとりが大きく、特徴のあるドア開口部形状が広い間口を確保していて、乗降性はいい。試乗車はCVTを組み合わせた「X」。印象的なのは、走りが“軽やか”ということ。何といっても軽量ボディが奏功し、標準の52ps/6.4kgmのエンジンでも無理なく走る。その上、フットワークがしっかりしているのもいい点で、軽さから想像するより乗り味もしっとりとし、フラットなのには驚いた。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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