新旧『アテンザ』のマスクを見比べると、なるほど従来型のほうが“若い”。新型はディテールがより練り込まれ、しっとりとした印象。『アクセラ』との距離感も離したように感じる。
変化感を狙ったのであろうフェイスリフト。文字通り内部構造材が押し出されたかのようなバンパー部など、駐車場で新旧が並ぶと、まるでドレスアップカーのように見える。
あえてプレーンそうな新色「シフォンアイボリーメタリック」の試乗車を選択。メッキパーツを一切使わず成立させた外観スタイルは、70~80年代に現地を走り回っていたイタリアンコンパクトの雰囲気もある。
マイナーチェンジで追加された「X-URBAN」。ひとことでいえば、都会派クロスオーバーの意匠を纏った今風のモデル、ということになる。
クラスは違えど、かつての『S-MX』を思い起こさせる!? よい意味で羽目を外した、ホンダらしい勢いのあるコンパクトカー……そう感じさせてくれるクルマ、である。
起動がボタンではなく昔ながらのキーを捻る仕組みとは! 続けてセレクターを“D”にすれば発進可能。EVなのにあえて素朴にそうしている風なところが、まず気に入った。
『コペン エクスプレイ』には、5速MTとともにCVTモデルが用意される。「ローブ」同様の展開で、車検証上の車両重量は980kg(前 / 後=540 / 330kg)で、MT車との車重差20kgは前側の差となっている。
セダンが『Sクラス』の縮小版なのは初代W201(190シリーズ)以来の作法のようなもの。対して新型ステーションワゴンは随分とスタイリッシュになり、さながら“プチCLSシューティングブレーク風”に生まれ変わった。
『コペン』初の着せ替えモデルのバリエーション「エクスプレイ」。よくよく見れば、ルーフまわり以外、外販パネルがまるごと「ローブ」とは異なり、専用デザインとなっている点が特徴だ。
試乗したのは「RS“Hyper SA”」新設定の“ハイパー”は、上質感、高級感を打ち出す上級グレード。プレス向け試乗会でも、同グレードがメインに用意されていたほどだから、どうやら新型『ムーヴ カスタム』の主力商品らしい。