【トヨタ カローラフィールダー 試乗】力強く爽快な新エンジン…島崎七生人

試乗記 国産車
トヨタ カローラフィールダー1.5G
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モダンでシャープな顔つき。フェイスリフトで『カローラフィールダー』は、セダンの『カローラアクシオ』同様、オトコを(!?)あげた。リヤもバックドア側までランプを延ばすなどして、見え方が豊かになった。

安全運転支援機能がパッケージ化して投入されたのは嬉しい。衝突回避支援型プリクラッシュセーフティの自動ブレーキの守備範囲は約10~80km/hという。

外観、機能のアップデートに歩調をあわせ走りも進化した。試乗したのはそのうちの新開発1.5リットルエンジン車。アイドリング機能も付き、JC08モード燃費は23.0km/リットル。けれどスペック以上に実際の走りの活きのよさに感心させられた。CVTとの組み合わせだが、出足が力強いし、高速道路の合流から80~100km/hに達するまでの加速も十分な速さを実感できる。メカ的に高効率な設計をモノにしたことは、不協和音の混ざらない爽快なエンジン音からも感じられる。

試乗車ではフラットライドも実感した。走らせていて「セダンよりホイールベースが長いのでは?」と思えたほどだ(実際は同じ2600mm)。ステアリングの操舵感にも落ち着きがあり、安心して走らせていられる。

後席はリクライニングが効き、フラットなフロアが相変わらず心地いい。内装ではインパネ左右のレジスター(エアコン吹き出し口)が、閉じる際はクルッと回す従来の一体パーツ型ルーバーから、内部に5枚の羽根を使ったものに変わり、風向き、風量の調整がよりしやすくなった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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