改良版『86』では、個人的には6速AT車の代り映えにも関心をもった。スポーツカーでありながら“スポーツクーペ度”もより高められていたからだ。
ターゲットカスタマーは「British Villain」!? 世で言われる“ちょい悪何とか”には個人的にはまったく興味はなくなったが、ピリッと刺激を求める貴殿にどうぞ…ということなのだろう。
4気筒の『スカイライン』というと“FJ20”(1981年R30型RSに搭載)を思い出す。今でも身体が覚えているが、最初のNAから、まさにレーシングカーさながらの猛々しさ、ビュアさが印象的なエンジンだった。
従来型『デミオ』も、ハンドリング、乗り味などコンパクトカーとしては傑出していた。なので新型は、果たして進化の“余地”があるのだろうか?という思いで試乗に臨んだ。
いいね!、である。魂動デザイン第4作目、最新作の『デミオ』のプロトタイプに試乗し、予想を超えた出来栄えを実感した。
『スイフト』のなかでも、走りに磨きをかけたシリーズが「RS」だ。ヨーロッパ仕様と同等のアシを謳い文句に、ファンな走りを求めるユーザーの期待にこたえている。
『4シリーズ グランクーペ』のトップモデルがこちらの「435i」だ。3リットルの直6ツインパワーターボ(306ps/40.8kg-m)と8速ATを組み合わせて搭載。試乗車は「M Sport」で、オプションを含め909.2万円の状態だった。
300ps/400Nmの性能を発揮する2リットル水平対向4気筒ターボを搭載する「2.0GT-S EyeSight」。『レヴォーグ』ではトップモデルに位置づけられるだけあり、上級感をしかと味わわせてくれるのが特徴だ。
CVT車はMT車+20kgの車重がカタログ諸元での違いだ。車検証上は、その差はフロント側に乗せられている。
気持ちよかった。5速MT車はAT車に対し前輪側が20kg軽い。そのこともあり、軽自動車であることを忘れさせる“ライトウエイトスポーツカーぶり”が、理屈抜きで走りを楽しませてくれるのだ。