ジャガー『XF』のフラッグシップに置かれた『XFR』。同じ試乗会で試すことができた『XJR』とは、スーパーチャージド5リットルV8のパワートレインは共通だが、スペック自体はXJRに一目置いて、510ps/625Nmに設定されている。
同じクーペながら、従来のXKよりもよりスポーティネスを強調した2シーターの『Fタイプ クーペ』。もちろん動力性能に妥協なく、トップモデルの「R」は、スーパーチャージド5リットルV8を積む。
どこかで見覚えのある緑色は、先代『フィット ハイブリッド』に使われた“フレッシュライム・メタリック”。けれど『N-ONE』の自然体のスタイルに実にマッチする。この色を合わせたデザイナーのセンスに拍手!だ。
グレード名に“数字”は表記されないから知らないとわからないが、今や2リットルの4気筒エンジンも擁するジャガー『XJ』。一方で『XJR』はその対極をなす、ハイパフォーマンスモデルだ。
JC08モード燃費を28.4km/リットル(従来は27.0km/リットル)にアップさせた、最新『NーONE』のNAモデル。エンジンまわりのフリクション低減、熱効率改善など、地道な改良で燃費が改善された。
ボルトの変更は2013年中の生産車にすでに折り込み済みだったそう。プラス、再チューンされたSHOWAのダンパーとの組み合わせで改良型となったのが、最新の『86』だ。
改良版『86』では、個人的には6速AT車の代り映えにも関心をもった。スポーツカーでありながら“スポーツクーペ度”もより高められていたからだ。
ターゲットカスタマーは「British Villain」!? 世で言われる“ちょい悪何とか”には個人的にはまったく興味はなくなったが、ピリッと刺激を求める貴殿にどうぞ…ということなのだろう。
4気筒の『スカイライン』というと“FJ20”(1981年R30型RSに搭載)を思い出す。今でも身体が覚えているが、最初のNAから、まさにレーシングカーさながらの猛々しさ、ビュアさが印象的なエンジンだった。
従来型『デミオ』も、ハンドリング、乗り味などコンパクトカーとしては傑出していた。なので新型は、果たして進化の“余地”があるのだろうか?という思いで試乗に臨んだ。