性格分けが明快な新型『チェロキー』のうち、もっともカジュアルに乗りこなせるのがこの「ロンジチュード」だ。シリーズではこのグレードのみFF(前輪駆動)を採用している。
ボディサイズを諸元表で確認すれば、新型『チェロキー』は『グランドチェロキー』よりふた回り以上コンパクト。けれど上質感にかけて新型は“ミニグラチェロ”的とも言うべきで、肩を並べる。
最新の1.2リットル3気筒エンジン搭載車のうち唯一の5速MT車が、『208』の「Allure」に設定される。同じ3ドアハッチバックモデルのETG(自動シフト)車に較べ、車重は20kg軽量に仕上げられている。
新型ジープ『チェロキー』で、もっとも強靭なオフロードでの走りを見せつけるのが「トレイルホーク」だ。“ジープアクティブドライブロック”と呼ぶ高度な4輪駆動システムが、このモデルの武器となる。
日本の軽。“コンパクトカー”の視点から捉えて、かなり秀逸なクルマも多い。登場直後から増産を促すほどの人気ぶりの『ハスラー』は、その代表格だ。
1966年の02(マル二)の系譜。BMWもそう明言するF22型『2シリーズ』クーペは、『4シリーズ』『6シリーズ』に続く、偶数のシリーズ名がつく新車種として発足した。
7年ぶりの一新。ホイールベースが30mm伸び、ルーフもボリュームを削いだ新形状。けれど実車と対面した瞬間に「MINIだ」と認識でき、馴染めるスタイルなのが嬉しい。
新型MINIの高性能版『クーパーS』。新設計のツインパワー・ターボを搭載するのは『クーパー』と同じだが、こちらは4気筒で2リットルとなる。その性能は192PS/280(オーバーブースト時は300)Nmと卓越したものとなっている。
このクルマの試乗記は“優雅”のひと言があればいいのではないか……。BMW「435iカブリオレ Luxury」に乗りながら、そう思った。
全体が斬新。けれどそれが“次世代”でも“近未来”でもなく、今、現実のクルマとして目の前にあることが重要だ。その意味で、間違いなく意欲作、である。