V8「HEMI」搭載車が復活、大型ピックアップトラック『ラム1500』に…米国で出荷開始

5.7リットルV8「HEMI」エンジンを搭載するラム1500 ブラックエクスプレス
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  • ラム1500に搭載される5.7リットルV8「HEMI」エンジン
  • ラム1500に搭載される5.7リットルV8「HEMI」エンジン
  • ラム1500に搭載される5.7リットルV8「HEMI」エンジン

ステランティスのラムブランドは8月30日、大型ピックアップトラックの『ラム1500』の2026年モデルの出荷を米国で開始したと発表した。

【画像】5.7リットルV8「HEMI」エンジンを搭載するラム1500

多くのラムの顧客が待ち望んでいた日がついに到来したという。5.7リッターHEMI V8 eTorqueエンジンを搭載した初の2026年型ラム1500トラックが、ミシガン州スターリングハイツ組立工場(SHAP)から出荷され、全国のディーラーに向かっている。

ラムブランドのティム・クニスキスCEOは「6月にラム1500への伝説的なHEMIの復活を発表した際、最初の24時間で1万台の注文を受けた。これは、このトラックにこの象徴的なエンジンを復活させるという正しい決断を下したことを証明している」と述べた。「HEMIの復活は、ラムチームとSHAPの従業員によって記録的な速さで実現された」と付け加えた。

HEMIを搭載した2026年型ラム1500には、ラムのデザインチームが作成した新しいフェンダーマウント式「Symbol of Protest」バッジが装着される。このバッジは、HEMI V8ブロックによって駆動されるラムの頭部が前進する様子を描いている。

このエンジンは、2026年モデルイヤーのラム1500トレーズマン、ビッグホーン、エクスプレス、ウォーロック、ララミー、レベル(後期発売)、リミテッド、ロングホーンで利用可能で、今後18か月にわたるブランドの積極的な製品展開の一部となっている。

クラス唯一のV8ハイブリッドシステム「eTorque」の搭載だ。このシステムは従来のオルタネーターをベルト駆動のモータージェネレーターユニットに置き換え、48ボルトバッテリーパックと組み合わせることで、スムーズなエンジン始動・停止、トルク補助、ブレーキエネルギー回生を実現する。初期スロットル操作時には最大130lb-ftのトルクが利用可能だ。

eTorqueシステムは430ワット時のリチウムイオンバッテリーを後部座席後方の防音エンクロージャーに収納し、空冷式で内部換気を行う。デュアル冷却ファンにより最適なバッテリー温度を維持しながら、乗員には静かな設計となっている。

5.7リットルHEMI V8は395hpのパワーと410lb-ftのトルクを発生し、可変カムシャフトタイミングとシリンダー休止機能により燃費性能も向上している。

《森脇稔》

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