いすゞ自動車は6月12日、いすゞ『エルフ』および日産『アトラス』の制動装置(電動パーキングブレーキ)について、キーオフ後に正常に作動せず、車両が意図せず動き出す場合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは、2017年2月14日~2024年10月3日に製作された、エルフとアトラスの3車種99型式計1万8641台。さらに交換修理用部品として2018年8月29日~2024年2月4日に出荷し、組付けられた車両が特定できないもの6個。
電動パーキングブレーキにおいて、制御プログラムが不適切なため、急減速時、または、停車前に電動パーキングブレーキを作動させてキーオフをした場合に、パーキングブレーキが作動しないことがある。そのため、最悪の場合、駐車中の車両が意図せず動き出すおそれがある。
改善措置として、全車両、電動パーキングブレーキコントロールユニットを対策品に交換する。
不具合は2件報告、事故は2件発生している。