BMWモトラッドは、28日に開幕した「東京モーターサイクルショー2025」で、「このイベントのためにドイツ本社から取り寄せた」という次世代ロードスター『R20 コンセプト』を日本初公開した。2000ccの空油冷式ビッグボクサー(水平対向)エンジンを中心に“彫刻的な”造形のロードスタースタイルに仕上げたモデルだ。
大きく左右に張り出したビッグボクサーエンジン、クラシックな雰囲気のタンク、必要最低限の要素のみで組み立てられたシャシーからなる車体は、ワイルドさと紳士的な雰囲気が混在する独特のもの。タンクの「ピンクよりも熱い」カラーリングがさらなる個性を放つ。

BMWモトラッドのマーカス・フラッシュCEOは本国ドイツでの発表時に、「BMW R20コンセプトは、ビッグボクサーを中心とするマシンの傑作。まさに BMWモトラッドそのものだ」と語っている。
シャシーは完全新規に開発されたもので、クロムモリブデン鋼管で作られた黒いダブルループのメインフレームがバックボーンを形成。リアに17x6.25インチのブラックディスクホイール、フロントに17インチのブラックスポークホイールを装備し、「伝統と現代性を兼ね備える」とBMWモトラッドは説明する。

現時点では正式な発売や、国内導入については未定だとしている。